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ニューヨークの田舎より mrsjones.exblog.jp

ニューヨークの田舎の景色、 出来事など。


by hayoko
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なんと! スモール・ワールド

世の中、広いようで狭いと感じた出来事

10年ほど前、

主人の会社の同僚の家で、友人達が集まり一緒に食事をするというので、家族で出かけました。

その同僚は、主人と同じイギリス人。奥さんは、イギリスで生まれた中国人2世。
顔は日本人と見分けがつかないのですが、シャキシャキのブリティッシュ・イングリッシュしか話しません。

私の主人はすっかりアメリカナイズされて、アクセントがなくなり、アメリカン・イングリッシュになってしまっています。
時々、日本語も混ざるのでブロークン・アメリカン・イングリッシュ・・・
時々実家に帰ると、「変な英語」と兄弟達から馬鹿にされております。

ま、それはいいとして・・・・

そこにもう一家庭、見慣れぬ家族が来ておりました。そちらも奥さんは完璧な東洋人の顔。

・・・でも、きっとあの人も日本人じゃないだろう・・・と思い、しばらくは、英語での会話が続いておりました。

その見慣れぬ家族は、数日前にスコットランドから主人の勤める会社に転勤で来たということで、ご主人はスコットランド人でした。

そして嬉しいことに、奥さんは日本人・・ ということが分かり、私とその奥さんとはすぐに日本語でぺちゃくちゃと楽しくおしゃべりを始めました。

そしてしばらくいろいろ話をしておりましたら、故郷はどこだという話になり、

「熊本」

「え〜っ  私もよ!!」

「熊本のどこ〜〜?」

「八代」

「え〜っ!  やっちろ〜! 私もやっちろ〜〜」

「うそ〜〜、きゃ〜、 あれ〜〜〜、 まあ〜〜〜」

と、そりゃ〜もう二人で大騒ぎ、大感激!

なんとお互いの実家は隣町、歩いて15分くらいの距離

それからの私達の会話は、すっかり熊本弁。

「んま〜 たまがるね〜 (びっくりね)」

「とつけみにゃ とこで おうたとね〜 (とんでもない所で会いましたね)」

「ほんなこつ〜 こがんこつがあるとね〜  (ほんとに こんなことが、あるんですね・・)」



もう、そこはイギリス人やスコットランド人が入る余地など全くない、熊本弁妻達の会話になっておりました。

彼女とは年齢が8才ほど離れています(私が若い)ので、実家は近くても接点は全くありませんでした。

その後、ずっと彼女とは親しく付き合いが続いております。家も車で7分ほどですので、まるで親戚のようになりました。

「なんばしよっと?」 って電話がかかってきます。

世の中 狭いね! 
by hayoko | 2005-04-23 13:14 | 出来事一般 | Comments(0)